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bookimage増補版 戦争・ラジオ・記憶中国都市案内集成ー大連編

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◆日本租界研究

日本租界史研究

戦前中国・朝鮮における日本租界の研究−日本人社会の形成、変容、消滅にいたるプロセスの解明
研究課題

 東アジア近代史は欧米諸国との異文化交流史という側面をもっており、それはしばしばウェストン・インパクトという言葉で表現される。その際の異文化交流が例外なく、交流を可能にする時間と場所を必要とするのは言うまでもなかろう。この異文化交流の場所は、時期によっては異なるが、中国、日本、朝鮮にそれぞれ外国人が居住する「租界」、または「居留地」という形で存在していた。例えば、中国の上海、日本の横浜・神戸、朝鮮の仁川などの外国人居留地は広くその存在が知られている。

 このような「租界」の存在は、従来の中国近代史においては欧米列強による国家主権の侵害、または、帝国主義の象徴として批判されるべき対象であった。しかし、近年の中国近代史研究では従来の帝国主義と植民地主義というイデオロギーが優先する租界の評価を再検討し、租界の存在意義について多様な解釈を試みる動きが登場している。特に、西洋文化(都市行政を含む)の受容と近代化、そして経済の発展などの分野にわたって租界の果たした役割などを積極的に評価しようとする動きが著しい。

 中国沿岸の開港場において租界を設けたのはイギリス、フランス、アメリカ、日本などであった。特に、イギリスはアヘン戦争の勝利をもって上海と厦門に租界を設置したことをはじめ、中国全土に租界を設置していた。フランスとアメリカは、時にはイギリスと共同歩調をとり、同じく租界の設置を認められたり、またはその他の国が干渉できない排他的な専管租界を設けたりしていた。日本は日清戦争の結果、締結される下関条約によって天津、蘇州、杭州、漢口、重慶などに5つの租界を設置した。これらの「外国」租界は中国近代史が直面した革命と戦争など様々な紆余曲折を経ながら形成され、または経済的な発展をなし遂げ、最終的には消滅することになる。

研究経過

 このような租界に関する研究はすでに多くの先行研究が蓄積されており、中国における諸外国の租界については費成康『中国租界史』(上海社会科学院出版社、1991年)がその概説を試み、Roberts Bickers、Britain in China、Manchester University .Press 1999年は中国におけるイギリスの租界と文化が中国近代史にどのような影響を与えたのかをトータルに把握しようとする視点を打ち出している。また、日本側の研究では英修道『中華民国における列国の条約権益』(丸善、1939年)、植田敏雄『支那における租界の研究』(厳松堂、1941年)が列国の租界問題を取り上げている。ただし、これらの研究は日本租界に焦点をあてたものではなく、中国における日本租界がどのように形成、発展、消滅することになるのかについては、その解明がなされていない。

 そこで、日中関係史グループは、戦前中国・朝鮮における日本租界の研究をめぐる共同研究を開始し、2000年から中国の上海、杭州、蘇州、重慶、漢口などの旧日本租界の実地調査を実施しながら、関連研究を続け、2006年3月には大里浩秋・孫安石編『中国における日本租界−重慶・漢口・杭州・上海』(御茶之水書房)を出版することができた。

表紙 『中国における日本租界−重慶・漢口・杭州・上海』
大里浩秋・孫安石編
まえがき 大里浩秋
第一部 長江流域の日本租界
長江上流の影薄き夢の跡−重慶租界 楊暁・田正平
漢口の都市発展と日本租界 孫安石
杭州日本租界のたどった道 大里浩秋
『浙江文化研究』初探 大里浩秋
日本が上海に租界をつくろうとした件の資料 熊月之(王京訳)
西洋上海と日本人居留民社会 (谷川雄一郎訳)
第二部 租界の建築と都市計画
中国における各国租界の特色 費成康(武井克真訳)
租界の欧米建築の文化遺産についての試論 羅蘇文(村井寛志訳)
上海近代の都市計画の歴史とそのパラダイム研究 李百浩(孫安石訳)
漢口租界の都市と建築 李江
漢口日本租界の都市空間史 冨井正則
第三部 資料編
重慶日本租界関連資料次 大里浩秋
漢口日本租界関連資料 孫安石
杭州日本租界関連資料 大里浩秋
建築年表・歴史年表 白井克典・関根和也
あとがき 孫安石
研究組織
大里浩秋 神奈川大学外国語学部・教授 日中関係史
孫安石 神奈川大学外国語学部・助教授 中国近代史
吉井蒼生夫 神奈川大学法学部・教授 法学史
東郷佳朗 神奈川大学法学部・専任講師 法社会学
後藤晃 神奈川大学経済学部・教授 中東経済史
冨井正憲 神奈川大学工学部・専任講師 アジア建築史

租界史研究 掲載の履歴


2000年12月21日 「租界史研究会」
2000年10月27日 「租界史研究会」
2000年7月25日 「租界史研究会」
2000年6月19日 「租界史研究会」

◆『良友』画報の研究

『良友』画報の研究(言語研究センター共同研究、代表:孫安石)

【活動記録】
2005年後期・神奈川大学市民講座「上海モダン」
2004年ワークショップ開催「『良友』画報と上海」(上海、東亜飯店小会議室、8月29日)
    
【研究概要】
中国近代史のなかで都市「上海」ほど特異な発展を成し遂げた街があるだろうか。上海は様々な顔をもつ。租界に代表される植民都市であり、中国共産党が成立した革命都市であり、中国人・欧米人・日本人・ロシア人などが同居する国際都市でもあった。
本研究は「上海」で発行された『良友』画報(1926年〜1945年)という大型総合グラビア雑誌の精読を行う。1926年創刊された同雑誌は、中国の政治・経済・社会・文化・文学・広告・漫画などあらゆる分野を網羅している。とくに、この画報が創刊された1920年代はアジアで大衆消費社会とも言うべき社会現象が幅広く見られた時期で、映画や百貨店などが登場する時期とも重なる。従来の多くの研究でも『良友』画報は注目されてきたが、部分的な引用が見られるのみで、まだ全面的な検討が行われたとは言い難い。

【研究計画】
月1回のペースで『良友』画報の輪読会を行う。参加者はテーマ別に記事を選び報告し、関連する研究情報を交換する。とくに、毎年1回、上海で研究会を開き、中国人研究者と意見交換を行い、解釈の間違いなどを訂正する機会を持ちたい。また、『良友』画報の総目次データ・ベースを作成し、公開する。

【研究の特色】
上海で発行された『良友』画報(1926年〜1945年)に関する研究成果としては、1930年代に同雑誌の編集を担当した馬国亮が出版した『良友懐旧』(2002年、三聯書店)が最新の先行研究である。しかし、中国以外の国ではまだこの画報を全面的に分析した研究は発表されていない。今回の研究を通して、1920年代〜1940年代へ繋がる中国の都市文化について大まかな輪郭をつかみ、中国都市史研究の新たな地平を開くことを目指したい。


◆不平等条約共同研究

不平等条約共同研究  (基盤A・一般、代表:貴志俊彦)
【研究分担者】
科研「不平等条約体制下東アジアにおける外国人の法的地位に関する事例研究(基盤A・一般、代表:貴志俊彦)については http://gsv.u-shimane.ac.jp/t-kishi/kaken/をご参照ください。

【研究計画】 1980年代以来、ヨーロッパでは外国人の排斥が激化し、アジアでは外国人犯罪が急増している。 こうした状況において、さまざまなレベルの文化衝突をもたらす基層要因を究明し、社会秩序を再編し、 紛争処理のための法システムを整備することが求められている。本共同研究は、まさにそうした時代の 要請を捉えて、法社会学の立場から東アジア全体の外国人をとりまく歴史的状況を明らかにし、 紛争が起こった場合どのように処理されていたかを歴史学の立場から検討することを目的とする。 このことは、19世紀後半の開港後に始まった世界規模の人口移動、拡大する内地雑居状態のなかで、 欧米世界等から到来する異邦人や、各地を転々とする移民たちの生活模様を明らかにし、 具体的な紛争処理の事例を比較検討することによって可能となる(共同研究の目的と手法から引用)。


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◆東アジアにおける『学』の連鎖

科研「東アジアにおける『学』の連鎖」(基盤B・一般、代表:大里浩秋)
【研究分担者】
科研「東アジアにおける『学』の連鎖」(基盤B・一般、代表:大里浩秋)については http://www.kanagawa-u.ac.jp/05/ken_jinbun/004.htmlをご参照ください。
【研究計画】
本研究は中華民国期における日本と中国の留学生交流の具体上を明らかにし、20世紀の日中関係史を 広い意味における「学」の連鎖という視点から再構築することを目指すものである。

具体的には、第1に従来の中国人日本留学史の研究が清末に重点が置かれて、それ以後については手薄であるのを克服すべく、 中華民国期、とくに日中戦争期の関連資料を収集分析することに努める。第2に、日本人(学生および官僚、軍人等)の 中国留学に関する研究がほとんどないことに鑑みて、その点に関する資料の収集分析を行い、日本・中国間の相互留学についての 比較研究の視点を獲得したい。かつ、第3に、以上の作業を補強すべく、日本、中国それぞれの欧米留学がいかに展開されたかに ついても、基本的な理解を得るために先行研究に学び関連する資料の収集を行うこととする(共同研究の研研究計画から引用)。
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◆東アジア・メディア研究

(科研B、代表:孫安石)

【活動記録】
2006年3月8日−3月10日  函館市中央図書館のポスター、写真、絵はがきコレクションの調査を実施。
2005年6月11日 科研打合わせ・『戦争・ラジオ・記憶』(案)の刊行計画について
2005年7月30日 科研打ち合わせ・『戦争・ラジオ・記憶』(勉誠出版社、2005年12月刊行予定)
2005年8月10日−11日 鳥取県米子市南部町「祐生出会いの館」戦前の印刷とポスター調査
共同研究_東アジア・メディア研究
「板祐生出会いの館」調査の時の写真(2005年8月11日)
2005年9月10日-11日 『戦争・ラジオ・記憶』編集作業(北海道大学)
2005年11月18日 『戦争・ラジオ・記憶』編集作業(勉誠出版社)
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